アドバンスコースを経て、今回スキルアップコースに参加させて頂いています。
山本先生を知ったのは、
当時ヨガとリハビリを結びつけるにはどうしたいいか、調べていたところある記事がヒットしました。
それが山本先生のブログだったのですが、
先生のセミナーで理学療法士でありヨガを教えている方が担当されていたものでした。
その記事ももちろん興味深かったのですが、
その前後の記事を読むうちに、すごーく山本先生の書いてあることにハマっていったのです。
とにかく、話が深くそれでいて内容が幅広い。
なんなんだろ、この先生。。。みたいな感じでしたが、
とにかく膨大な量のブログを当時全部読んでしまいました。(理解はできてませんよ、高度すぎて。。。)
そしたら、なんと、👀
友人から彼女の勤めていた病院で山本先生の運動連鎖アプローチのコースをやるからという案内をもらったのですね。
12万くらいしたと思うんですけどね、もうそこまでで気持ちが出来上がっていたので、即決でしたよね😁
私が当時考える運動連鎖って、
例えば
骨盤を後ろに倒したら、股関節は凱旋しやすくて肩甲骨は上がって、っていうイメージで、
むしろそういう運動器の関節的な繋がりしか頭になかったのですが、
いざ受講してみると
私にしてみればそういう遠いつながりの連鎖の話がたっっっっっくさん出てくるのです。
もうカオスに陥りましたよね。💦
でも、実際に動きが良くなるし、自分自身でも身体が変わるというのを実際に体験するわけです。
なんでーーーー!??
と思いながらも、
回を重ねるごとに多少は自分の中でもつながるようになり、
実際に患者さんに施行した際にも良い変化があるし、もっと深く知りたい!!と思い
ずっと先生に師事している、という感じです。
今回は整体の話なのですが、ヨガにも通じる話が盛り沢山。
とはいえ、山本先生の話でいつも心にガツンとくるのは、マインドの話なのです。
このマインドで知識を学び技術を習得するから、またスキルが上がるのだよね、
というのが講義の中からひしひしと伝わってくるので、
「何の為に学ぶのか」
という軸を再確認するとともにより太く育ててもらっているなぁと感じます。
内容的に心に大きく残ったのは、
皮膚は触られた時の感じで、
身体が硬くなったり固まってしまったり、逆にリラックスできたり心地よくなるなんてことが経験ありませんか?
私は現在レッスン中のアジャストが最も生徒さんに触れる機会かなと思うのですが、
触る場所が
骨盤だったりウエスト周り、肋骨、胸骨などの場所も入ってきますので、
とてもセンシティブな部位でこちらも緊張したりします。
でも、ワタワタしながら触るそれは、きっと生徒さん側にも嫌な感覚として伝わるのだろうと思います。
だからこそ、的確な場所を見極め、自信を持ってアジャストする必要があるのです。
それは、
皮膚がどう感じるか、つまり脳への刺激ということだからです。
そして、触れる、タッチということだけではなく、
皮膚を軽く押してスライドさせると滑るのを知っていると思いますが、
この滑りで呼吸が苦しくもなれば楽にもなる。
目の開けやすさが変わり、舌の出しやすさも変わる。そういうのも今回知りました。
プライベートヨガでは、こういった細かいところまで見ていけそうですね。
それから、目の動き、そして目と身体のバランスについても、とても興味深かったです。
ヨガではドリシュティというのがあります。
アーサナを作り上げたら最後に視線を一点に定めてそこで呼吸するのです。
アーサナを深めることや呼吸の誘導で精一杯で、
視線の誘導まで行かないことも時々あることを、すごく反省しました。
「見る」は表面的なものですが、
そこからその効果は全身に波及し、最後に「観る」へとなる、それがヨガなのだと思います。
グル(ヨガの師のことです)がいっていたこととすごく結びつきました。
そして、
「無になるために知識を学ぶ」ということですが、
触ったときに
「あれ?これはどうなっているのかな?」と考え出すと、
もう意識は認知の方へ向いていて、今その場で感じたものがどういうことなのかを考え出す。
これは無ではないのです。
手が感じたことは「知覚」として脳はすでに捉えているので、どういうことかわかっているはず。
そこで色々と考えるのは邪魔でしかないのです。
先生の勧められる「マインドタイム」という本がありますが、
私たちは触ってから0.5秒で知覚で判断できるというのです。
右と左の太ももに手を置いた時、どちらの筋肉が硬いのかを0.5秒で判断できるということです。
なるほど…
やってみると確かにわかる。
というか、わかるという前提で触るとちゃんと感じることができます。
右足が硬いのは利き脚だからだろうな、と考えるのは認知。
これは後からついてくればよくて、その間にも手は次の動作に進んでいなければならないのだそうです。
ここで無になることができなくなる。
だから、しっかり知識を学ばなければならないということなのです。
こうなると多大な量のインプット量が必要な気もしますが、
本からの知識に上乗せするわけではなく、
臨床の現場、レッスンの中から出てくる疑問のインプットなので、
アウトプットもまたそこへ持っていけばいいのですよね。
“生徒さんが「先生」なのだよ”と多くのヨガの先生方は言いますが、こういう面でも本当にその通りだと思います。
これから半年間、月1回ですが楽しみに受けて行きたいと思います。