ヨガのレッスン中は基本的には自分の内側に集中して、とお伝えしています。

そうは言っても周りの方の動きも自然と目に入ってくるものです。

私も初めてヨガスタジオに行った時は、先生の言う言葉やポーズの名前が全くわからず、周りの方を一生懸命見ながらついていこうと動いたものです。


そして、慣れてきた今でも、体の向きやポーズへの入り方など「そうするとやりやすいんだー！！」と気づきをもらうことも多々あります。

先生から直接指導をしてもらうこともすごく勉強になります。

でも、自分で気づくというのもとても大切なことで、こちらの方が印象に残ったりするものなのです。

こちらも上の良さと似ているのですが、こちらは体力や筋力のお話です。

SHANTI GARDENのレッスンは基本的に60分です。

呼吸法や内観なども行いますが、始めたばかりのころはまず時間内でしっかり動くこともきついと言われる方もいらっしゃいます。

そして、体力がついてきても苦手なポーズになると正直「うわー、嫌だなぁ」と思うこともあるでしょう。

でも、周りの方が一生懸命やっているとなると、自分自身もチャレンジしたり普段以上の力が出せたりするものです。

そうやってちょっとづつ強くなっていくのを感じることができるって、本当に仲間に感謝だなと思うんですね。

なんでもそうだと思うのですが、仲間ができると練習にハリが出ることってありますよね。

疑問に思うことをお互い話したりと、良いことって多いものです。

仕事でもない、家庭でもない、第３の場所とも言える場での出会いは自分の世界がとても広がる感覚です。


レッスンの前後での挨拶やちょっとした会話もつながりを感じて嬉しいものですね。

改めて先生に聞くほどでも、と思うことでも仲間同士なら気軽に話せることもありますよね。

悩みというと大袈裟かもしれませんが、例えば体の硬さや疑問に思ったりするところって似通っていたりします。

自分だけじゃないと分かるとほっとすることもあるかもしれませんし、ちょっと先輩の方がいらっしゃればコツを聞いたりすることもできますね。

そして、励まし合うことで、また次のレッスンでも頑張ろうと勇気が湧いてきたりするものです。

これは他のスタジオではわかりませんが、基本的にどこもグループレッスンの方が安価です。

システムから言っても納得していただけるのではないかと思います。

ヨガは基本的に単発でやるものではなく、続けることがとても大事です。

継続することでびっくりするほど身体が変わってきます。

そして、体の変化とともに心にも大きな変化が現れることでしょう。

ですので、自分にあった継続できる通い方を見つけることは大切なことなのです。

以前勤めていたスタジオでも、当スタジオでも、こういう生徒さんがいらっしゃいました。

・自分のレベルにあった動き、自分が望むレベルのレッスンをやってほしい

・できないところを丁寧に教えて欲しい


日時が合えば強度のあったレッスンに入れるのですが、そうとばかりは限りません。



そして、グループレッスンでは流れを大切にして進めていきます。

もちろん説明が必要なところは一度流れを止めて皆さんに分かりやすいようにデモを行うなどはありますね。

でも、一度受けただけでは身につかないのがヨガです。

繰り返しのレッスンの中でじっくりと体得していただければと思いますので、「どうやって動いたらここと良いのか？」と探っていくことも皆さんの成長につながります。

だから、全てを解説してクリアにしてから次に進むわけではありません。

そこから得る気づきがとても大切なものなのです。

ポーズを取る際に講師が誘導したり微調整することをアジャストと言います。

アジャストしてもらうとすごく体が開いたり呼吸が楽になって気持ち良かったりするため、どんどんしてほしい！と思われるかもしれません。


でも、ずっとアジャストしているとその方の成長を邪魔してしまうことにもなるんですね。

自分の身体をコントロースする力を身につけるためには、失敗することすら素晴らしい体験であり、そこから学び良い方向へと進むことが誰だってできるんです。

だから、これは当スタジオではプライベートレッスンであっても、必要なアジャストを行うようにしています。

できるようになったときに一緒に喜ぶことができるのは私にとっても心からの喜びです。

何もない、シンプルな空間。

生徒さんが集中できる環境を心がけています。