ヨガのレッスン中、
呼吸法にしてもアサナ中でも、
カラダの動き以上に誘導することが多いのが、
「呼吸」
それは、呼吸をすることで得られるものが、
とってもとっても大きいからなのです。
その呼吸のことについて、レッスン後に質問をいただきました。
「呼吸を背中に入れるのと、前(胸)の方に入れるのは何か違うの?」
これは、私がレッスンの中で
「背中に呼吸を入れて」とよくいうから出て来る質問だと思います。
私がこれまでに受けてきたレッスンでは、
「お腹」や「胸」に呼吸を入れて、という言葉をたくさん聞きました。
でも、
私たちの身体の作りや原理・原則に沿った動かし方から考えると、
私の中でしっくりくるものの一つが
「背中」なのです。
そして、面白いことに、
身体のどこに呼吸を入れるかという意識の違いだけで、
実際の身体の動きが変わってくるのです。
ということで、
という質問の答えは、
質問が出たタイミングもよく、
アサナをしながらだと、比べるのは難しいかもしれないと思い、
その場で座ったままみんなでやってみました。
皆さんもやってみてください。
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どうでしたか?
私の感覚をかくと、
背中側が少し丸みを帯びるような感じ、
そして腰の方まで伸びる感覚があります。
一方、
胸のあたりが持ち上がり背中側は反る感じ。
そしておへその辺りの筋肉や皮膚も伸びる感覚があります。
人の体には、
自然な呼吸の時に使う横隔膜や筋肉の他、
意識的に深呼吸をした時に使う筋肉というのがあります。
つまり、
普段の呼吸だけでは使わない筋肉への刺激を与えることができるのです。
つまり、「筋トレ」の効果があるということ。
よく、
腹筋をつけるのはどうしたらいいですか?って聞かれますが、
おそらく、そう聞いてくる方の中で、
ばりばりのシックスパックの腹筋をもったお腹になりたくて
私に聞いてくる方はいないと思うのですよねw(;^ω^)
なので、まずこういう呼吸のように
普段取り入れることができるものからやるのもいいかもです^^
ちなみに、意識した深い深呼吸で使う筋肉の中に含まれるのが、
腹横筋
内腹斜筋
外腹斜筋
など、
お腹周りのコルセット機能を果たしてくれるものや、
ウエストのくびれを作る筋肉だったりします。
ヨガを続けてたら、ジーパンのお腹まわりが緩く感じるようになってきた
というのは、
リアルな声としていただいてますが、
それは「ちゃんと使えてるよ」の体からのサインでもある。
そんな感じで、
ヨガはただ体がやわくなるためのものだけではないと知っておくと、
呼吸法やアサナを行うのがさらに楽しくなるかもしれませんね♫
今日はちょっとマニアックな記事を書いてみました。
質問などありましたら、お気軽にフォームやコメント欄から
送ってくださいね。