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自らの学び!ピラティスをヨガに活かす

先日、ピラティスを受けに行きました。

備忘録として、記録として書きます。

なぜ受けようと思ったかと言いますと、今度腰痛の方に向けたヨガの講座をするのですが、理学療法の、また運動療法の観点から考えると、ヨガだけでは弱いなーと思うことが多く感じられたのです。

 もちろん、ヨガだからできることというのもあるのですが、できるだけ色々な視点から講座を行なっていきたいので、より動きの個別性の高いピラティスを学んでみたいと思いました。ピラティスとは、もともと第1次世界大戦後の兵士のリハビリのために開発されたものですので、医療色も濃いイメージがあります。医療の現場にすっとなじむのはヨガよりもピラティスですね。さて、しかしながら、このピラティス、私は実はとても嫌いなのです。理由はきついから。。。これまでにも受けてきたことはあるのです。私にとって必要だろうなーとは思うのですが、でも、とても続けようとは思わなかったかな・・・ 

 でも、必要と思っていると、何かしらアンテナは貼りますよね。3月に東京に行った際に前回のブログで書きました運動連鎖アプローチの山本先生がインストラクターの資格を取られたとのことをお聞きしていましたので、プライベートレッスンをお願いしました。やはりきつかったのですが、身体が途中すっと変わったのが分かったのですよ。それは私自身も感じましたし、山本先生も同じタイミングで感じられたようです。的確な場所に的確なタイミングで的確なキューを入れて行くと、こんなに変わるものかと、あらためて実感した出来事でした。私も勉強するならばインストラクターができるくらいの幅広い知識を学びたいと思っていますが、現在はその時ではないと思いますので、まずは教室から通ってみます。そんな感じで、私自身も素人そのものですので、ブログには素人目線からの感じたことや印象を書いていきたいと思います。

<脊柱のS字カーブについて>
 幸いだったのは、ご近所の70歳代の方なども参加されている講座だったということ、とても初心者のものから始まりました。まずは壁に体の背面をつけて、自分のラインを確認します。参加者の年代のせいか、とても頭をつけるということにフォーカスされていました。腰はついててもついていなくてもいいと言われたのが衝撃的です私の教えるヨガのクラスでは必ずS字カーブを作るところから始めるので、骨盤は前に倒すのが必須だからですね。

<立ちポーズから始まるということ>
 そして、その立ちポーズを崩さず自分のところへ戻り、立ちポーズから始まるのです。上肢と下肢の連結ということを考えるといきなりいいのかなー?私は股関節が内旋しているので、できれば先に動かしておきたい。動かさずして立ちポーズにいくと、やはり鏡で見る自分の脚は内旋していて、腰回りのぼってり感がある。あまりみたくない姿だわ。。。

<スクワット?前脛骨筋の使い方>
 立ちポーズからお尻を落としていく動きがあったけど、真下に下ろすらしい。スクワットではないとのこと。アジャストされたけど、私は前脛骨筋をうまく使えないので、後方に上体を持っていかれるとがくんとバランスを壊してしまうのだよね。。。骨盤も後傾らしい。もう倒れるしかないw 山本先生のプライベートレッスンでもここは調整してもらったところなのだ。なんで私は前脛骨筋がこんなに遠心性の働きを拒むのか?下腿が凱旋していて、しかも後方へ偏移しているので、その位置のせいでいつも前脛骨筋は伸ばされたまま収縮しているのだろう。でも、ボールを使って遠心性の収縮を出した後は、スクワットの動きは良くなったんだよね、あれは何故だろう。アイソメトリックではなく、動きの中で引き出していったので、意識はしてなかったもののコンセントリックな要素も入っていたのだろうな。

<骨盤後傾の動き>
 そして、私は去年の今頃ぎっくり腰をやっているのです。場所から言って仙腸関節だったと思う。なので、骨盤を後傾位にして腹圧を上げるということがとても恐怖になっている。それは、普段から意識していたわけではないけれど、このレッスンの中で誘導されたときに、怖くて力を入れきれないことに気づいたのです。なので、こそっと骨盤は前傾方向へ動かしましたw ドローインでも本来脊柱のカーブはS字に保ったまま、お腹を凹めていくのですが、これはイントラによる特徴なのか?何れにせよ、怖いと感じる動きはしないのが一番だと思っています。自分が感じる感覚を最優先にしておけば、まず大きなけがをすることはないから。感覚を感じるだけでなく、もちろん感じたものに従わなければなりませんけどね。

<腹直筋>
 子供の頃からとにかく腹部が弱かったのです。腹直筋だけでなく、腹斜筋も。いまでもそうですが、私ウエストのくびれがないのはそこが弱い(=ゆるいい)からかな。。。ピラティスの中には必ず、体育座りをちょっと開いたような姿勢から背骨をマットにつけていく、持ち上げていくというものがあります。しかも、必ず何度も繰り返されるのです、筋力弱すぎてブルブル震えるし。もうきついったら。。。私はこれがあるからピラティス嫌いと言っても過言ではないくらい。なんですが、今日はこの繰り返しの最後のあたりで、多少筋の使い方がわかったのか、震えが止まったんです。産後、腹横筋の意識をずっとしながらヨガをしてきたので、それが効果あったのか?だと嬉しい。今後また要観察です。

 

<呼吸と動き>
 いくつかの動きで、ヨガの時と反対の呼吸で手を挙げるというのがありました。ヨガでは手をあげるというのは、吸う息で上げるので腹部は緩みやすいです。その分伸びるので、とても気持ちいいのですが。ピラティスの動きは、吐く息で上げるものがあり、お腹は緩みません。閉まった状態で上げるので、すごく体側も伸びます。そして、私のように腹部が弱い人には、腰を守るという意味で良いのだろうなと感じました。後、私は右の肩も中学生の時に亜脱臼をしており、今も完全には上がらないのです。脊柱の動きを過度に使ってやっと180度あがります。でも、このやり方だと、脊柱の代償を無くした状態で肩の屈曲が努力性に誘導できそうです。おそらく廃用になっていると思うので、賦活化するためにも自分の練習に取り入れたいと思います。

 

<骨盤の閉鎖位に戻す>
 骨盤を後傾するということは、骨盤の作りを緩めていくということです。でも、その動きの時には閉鎖力と言って骨盤を締める筋肉の力を使うというのがセオリーです。私がぎっくり腰になった時のように、この閉鎖力が外力に負けると、ぎくっとやってしまうのです。ピラティスにはこの閉鎖力を使って動くものが多かった印象でしたが、最後のあたりで立て膝を左右に倒すというものがありました。この動き、大きくしようとするとウエストあたりから動くので骨盤は前傾位の方へと動きます。つまり、開き気味で使っていた骨盤を閉まる方向(閉鎖位)へと戻していくのです。そして、これだとS字カーブへも近づけていくことになります。こういう終わり方はアライメント上とてもいいなーと感じました。

ひとまず今回感じた大まかなものはこんな感じです。

他にもありますが、また次回。

週1でピラティスを取り入れると、私の体どう変わるか?楽しみです。